台湾フィットネス状況part2


「古き善きパワー」と「斬新パワー」が融合している不思議な台湾です。
古き善きものとは、人間本来の姿。喜怒哀楽を素直に表現し、人間としての面子(プライド)を保持する。パワー(気)です。
斬新なパワーとは、今や日本を凌ぐ、ハイテク産業や世界の情報収集能力で、創意工夫した、独特なビジネスを展開して行く。パワーです。

今、日本や米国でもブームな癒し系や中高年対象のプログラムは、台湾、中国、香港など、アジアが本家本元です。しかし、中華人は個人主義の国民性の為、自分達の国が発祥の健康体操をまとめる能力や、システム管理と言う感覚が乏しいと思います。
だから、システムを開発する能力は、世界でもずば抜けている日本人が、東洋の健康体操をまとめ、システムを構築させて、日本に提供できれば、プログラムを開発研究するために便利な国となるでしょう。

日本のフィットネス業界を支えてこられたパイオニア的存在の方も、今の日本は不景気で将来が見えない。と悩んでおられる方も、是非、台湾で活躍して下さい!

台湾人のフィットネス感覚
〜台湾で活躍したい方必見!〜

「フィットネスって 何???」この質問には、本当 参っちゃいました。
日本では、もう フィットネスのイメージがついているので、当然 お客様も理解している・・
と、思いこんでいるインストラクターも少なくはないのでは?!

私の理解は
フィットネス =「生きる必要条件を満たす、個人の能力」です。
その概念と形にしたのが・・フィットネス クラブ
その概念に導くのが・・フィットネス インストラクター
と自分なりに整理しています。が・・・・・・・・・お国が変れば、文字も意味も変る・・・。

台湾で文字に変換すれば「フィットネス = 全方位」
少し前までは、全適とも言っていました。(外来の新語なので、文字が落ち着くまで
時間がかかりました。)

日本人と台湾人のフィットネス感覚を一言で表現するならば・・・・

日本人は、自分の心身に自信が無いので医者や私達に依頼する。
言い方を変えれば、自己管理が出来ない人が多い。
台湾人は、全く 逆の思考です。自分の身体に自信があるし、医者や他人に頼ることなく、自己管理意識が強い方が多い。人間本来の生命力の強さを保持しています。

ですから、日本の・・・又は 米国の・・・フィットネス概念をそのまま指導しても、通用しない事をお客様から教えてもらったような気がします。

台湾の方々は、「どうして?為什摩」と自分が納得するまで 処構わず質問をします。

「どうして?為什摩」の質問の嵐を一部紹介します。
日本のインストラクター皆さんお客様から以下のような質問を受けたらどう答えますか?
素敵な回答があれば、是非 メールで情報交流をしましょう!

((((私が戸惑った 会員からの質問シリーズ!)))

《マシーンジム編》
「重たい物を持つと、身体に悪いのに・・・どうして、重たい鉛を持ち上げるの?疲れるだけでしょ?」

《エアロビクス編》
「飛んだり、跳ねたりしたら子宮が下がるのにどうして飛ぶの???」

《窮め付け編》
「台湾は熱い国だから普段でも汗が出て、気持ち悪いのにどうして運動で汗を出すの?!」

専門知識をもっている インストラクターなら簡単に回答できる質問だと思います。
しかし 台湾の方は身体的要素と精神的要素の両方を交えて回答しないと納得してくれません。
又、その上 伝統的生活習慣の思い込みが激しい国民性を兼ね備えています。

以上 3方位の角度から そして「貴方の為に・・・」と言う 熱情も加味しないと納得してくれませんし、信頼関係は成り立ちません。これから台湾も視野に入れて活動される方は、この事を是非知っておくといいと思いますよ☆                  

 国際友縁有限公司
                     代表 間瀬 雅美

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