入部にも試験が!アメリカのバスケットボールが強いわけ
〜CAからKIIKOがレポート〜
南CAにはビーチバレーコート、バスケットコートを所有している大手ジムがあります。人口砂で作ったビーチバレーコートは大変美しいです。 そして、このようなスポーツとの合体はジムの規模を巨大化し、多くの選手がトレーニング、試合する姿は迫力があり、エネルギーがジムの中に広がっていきます。 アメリカでは公立高校、私立高校どちらもクラブ活動に参加するには新入生のときTRY-OUTを受けます。入部試験です。バスケットが強い学校では入部するのは大変なことで、70人受けて合格するのは15人くらいでしょうか。高校は4年間あり、TRY-OUTのチャンスは3回ほどあります。 チームは学年ごとに分けられていて練習も別々です。4年生のチームはVARSITYと言われ、代表チームです。学年が低くても実力があれば入れます。また、チームにとって必要なしと判断されれば、新学年になるときに落とされます。USAのバスケットが強い理由がこのTRY-OUT制度に感じられます。そして、この制度は大きくビジネスへも広がっているのです。 |
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(写真提供:BODY ART JAPAN) | ||||
大手ジムにはバスケットボールクリニックのプログラムが充実しています。いわゆるバスケット塾です。NBAで活躍した選手がコーチに来ることもあります。グループ練習が主体ですが、費用はさらにかかるけれど個人コーチをつける場合も多い。まだあどけない顔、でも背は高い少年達が夕方ジムのバスケットコートに集合しています。 高校生になってチーム代表選手となることを夢見ている子供達です。夢見ているのは親達もそうでしょう。Dadがいっしょについてきてコーチと話す姿も見ます。また、すでに選手として活躍していてもコーチをつけてさらに技術アップする選手もいます。TRY-OUTに通れず再挑戦を目指す生徒、そして、TRY-OUTは諦めプレッシャーなしに プレイしている生徒もいます。それぞれに応じたプログラムが用意されています。サマースクールは期間も長く、この時期につめて練習に来る学生が多い。 ジムはこういった学生達に対して学校外でのスポーツの場を提供しているのです。しかし、かなり裕福な家庭でないとこういったクリニックは受けさせられないでしょう。 バスケットボールクリニックはジムの大きな収益の一つです。効率よい練習が短時間で行われています。時間はだらだらかけないのがUSAの練習方式です。 高校のスポーツと関係のあるクリニックとしては他にゴルフ、チアーリーディング、バレーボール、陸上、水泳などが挙げられますが、絶対的人数はバスケットボールクリニックが占めています。 3on3バスケットボールには、暗黙のルールがあります。 このルールはFAIRな国アメリカだからこそ出来上がったルールなんじゃないかと私は絶賛したいので紹介します。 ジムのコートでも、また地域に点在する3オン3コートでもこの同じルールが役立っています。このルールが常識として存在するので、ジムのコートでは会員なら誰でもプレイできるし、地域のコートでは友達でなくともグループでなくとも一人でフラッと行っても参加できる。このルールがこれだけ浸透しているのは今や誰もが知ってる公然なルールとなってしまったからです。 ●3on3までのルール● いろんなルールがあるのですが、暗黙のうちフェアーになるように出来ています。 |
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