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第14回ACSM HFI 資格認定テスト・教習ワークョップ
〜AMERICAN COLLEGE of SPORTS MEDICINE〜
さる6月19日〜23日に年に1回のACSM/HFI 資格認定テスト 教習ワークョップが受講者81名 受験者45名で行われました。 この資格は大変ハードルの高い資格として知られていますが今回マガジン で特集を組ませていただきました。 昨今、様々な資格の認定がフィットネス業界を賑わしていますがACSM (アメリカスポーツ医学会)の認定する資格は、系統立てられたシステム と実務的なプログラムに構築された質の高い資格として業界に知られてい ます。中でも、このHearth/fitness Instructor は、予防医学的な側面からの運動処方に関わりをもった資格として、高い 評価を得ております。 今回14回の認定ですが、これまでの資格取得者は290名、この数字か らもこの資格がハイレベルであるということが伺えます。知る人ぞ知ると 言う資格です。
トレーニー事前ミーティング
この資格認定は筆記試験3時間、各専門分野から出題されます。 機能解剖学、運動生理学、発育発達と加齢、病体生理学と危険因子、人間 心理学、健康体力測定の評価と査定、応急手当と安全、エクササイズプロ グラミング、栄養とウエイトコントロール、プログラム管理/マネージメ ントです。この長時間の筆記試験は大変です。が...特徴的なのは実技 試験です。なんと試験官とのマンツーマンの試験で20分3ステーション が有ります。この試験は測定実技のワークショップで講習されるのですが 過去の合格者である「トレ−ニー」がサポートに当たります。この写真は ミーティング風景ですが、この機会はトレーニーにも良い勉強です。かな り真剣なミーティングが行われます。年に1回大切な情報交換の場になり ACSMの意義を再確認、現場への活力になるようです。 受験者の皆さん、来年はトレーニーとしてお会いしたいですね!
ステーション1 身体組成 柔軟性 筋力
これは身体組成 柔軟性 筋力のステーション1の実習光景です。中でも ダイエットプログラムで重要な皮下脂肪の測定にはかなりの方が苦労され ていました。ここで的確な評価を出し、目標設定をさせ、エクササイズの 実習に入ります。柔軟性と筋力の測定とそれらの強化トレーニングを行い ます。ここで評価されるのは正確な測定技術と評価です。その評価を受け てどんなトレーニングを選択するのか、その際の実演の指導能力を見られ ます。具体的に言うと、筋肉や部位の示し方、準備運動の提案、姿勢の指 示、トレ−ニングの際の実技などが評価されます。
ステーション2 ヘルス/フィットネス相談
一般的に皆さんはケーススタディーと呼んでいます。ここではクライアン トの状況の記載がされていて、そこから危険因子、リスクの見極めを行い 現在の体力レベルがそのクライアントの健康評価をする上でどんな意味が あるのか。そして体力測定の結果、目標にすべき具体的な指標を示し、そ のエクササイズの種類、頻度、強度、時間などを具体的に運動処方におと していく。この様な基本的な運動処方をカウンセリング形式で行います。 ここでの一番の関門は、コミュニケーションスキルです。前向きな言葉を 使いアイコンタクト等の相手との姿勢を見られます。権威的になりすぎず しかし、危険因子などの説明は明確に行う。相手をうまく動機づけるなど のファクターがあり、実技を行わずコミュニケーションだけの試験は、皆 さんとても緊張されたそうです。
ステーション3 身体作業能力(PWC)テストの準備と実施
これは皆さんがエアロバイクなどで行う身体作業能力テストを手動で行う ものです。準備では器具のキャリブレーションからテストの際の環境整備 緊急時の手続き等を確認し、クライアントへの説明、インフォームドコン セントについての確認やRPEの尺度の説明などを行います。そしていざ 実技へ、心拍数、血圧を確認しながら負荷を設定します。1ステージ3分 間の中でのたくさんの技術が要求されます。これには皆さんかなり四苦八 苦でした。普段行わない血圧測定などの技術には賛否両論も有りますが PWCの特性を考えるとこの経験は大変重要な事ではないかと思います
この様な実技をマンツーマンで行うという、とても意義のある認定テ ストが日本でも行われています。トレーナー、インストラクターの方々 をはじめ、健康指導に携わる方々は是非チャレンジしてほしい者です。 知識だけでも、技術だけでも運動指導は成り立ちませんよね。大げさに 言うならばメンバー、会員さんの命を預かっている仕事です。 21世紀、私たち運動を指導している者の手で「介護されないからだづ くり」を実践したいものですね!
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