TOPページ>楽しむ>国内外フィットネスイベントレポート新着情報>国内イベント一覧>コアコンディショニング シンポジウム2003開催される(後編)
●「横浜マリノスにおけるストレッチポールを使用した事例」● 横浜Fマリノスヘッドトレーナー 日暮 清 トレーナー 人間の成長過程において姿勢は、背臥位から始まり、腹臥位、寝返り、両肘支持位、両手支持位、四つ這い、両膝立ち、肩膝立ち、立位と進んでいく。座位は寝返りの動作に続き起こる。(この様子は、日暮トレーナーの息子さんが成長する過程を例として、見事にビデオで捉えていました。) ストレッチポールを使ったエクササイズでもこの人間の成長過程に従い進めていく。必ずしも全ての障害に対して、この順番でリハビリテーションを進めていく必要はないが、失われた運動機能を再構築させる為に有効であると思われる。 アスリートへのリハビリテーションの進行の中で、ストレッチポールは「関節可動域の拡大、ある程度の筋力、筋持久力の向上、固有受容感覚の向上」に役立てる。 アスリートとは、誰よりも速く走り、誰よりも高くジャンプし、そして誰よりもうまくボールをコントロールする。しかし、身体に傷害を負い、ベッドから起き上がることも出来ない、歩くことも困難な状況陥った時、精神的に追い込まれる・・・本当にまた競技者として復帰できるのかと。 そのような時には、選手に疼痛を感じない姿勢をとらせ、できるだけ痛みが無い多くのエクササイズを選手自身の力で、自分の身体を動かすことにより自信を回復することができ、スムーズなリハビリテーションの進行、選手の競技復帰に役立つのである。
○シンポジウムを終えて・・・感想○ 参加者の専門性はとても幅広く、医療関係者、フィットネス関係者、研究者、報道 (出版)関係者の方々がいらっしゃいました。 これはほんとに素晴らしい事で、人が健康を維持・増進するのに必要な人材がここに集結されたと思います。 JCCAが将来更に新しい情報を多くの人たちに伝えることが出来ると確信できたシンポ ジウムでした。 (日暮 清)