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■第1回(2008.5)■
「エアロフットセラピー」
〜今、求められる「体調改善プログラム」〜
part1はこちら
◇PART2◇
日本(人)が開発したプログラムをご紹介する「ジャパニーズフィットネス」。
記念すべき第1回は、裸足で行うフィットネスの草分け的存在で、体調改善プログラムとして全国各地に広まっている「エアロフットセラピー」の開発者、有吉与志恵さんにお話を伺いました。
開発の試行錯誤
G:1つのプログラムとして資格認定講習会を開くまで、試行錯誤はありましたか?
Y:そうですね。エアロビクスダンスエクササイズをはじめとする、模倣型エクササイズがスタジオプログラムの主流でしたので、「自分の身体を確認し(自己確認)、身体と会話をするようにしながら改善を目指していく」=「コミュニケーション型エクササイズ」は、なかなか認知されませんでした。地味なイメージが先行したのかもしれませんね(笑)。
G:講習会では、「コミュニケーションスキル(心理学)」という項目も学びますよね?これは、運動指導ではめずらしいのではないですか?
Y:心理学・・・と聞くと、難しそうと思われる方も多いのですが、運動を継続して頂くだけでなく、その効果を「今、その瞬間」感じて頂くためにも、この項目は大切なのです。実際やってみると、新しい発見があったりして、楽しかったという方や、すぐにレッスンに生かして反応もみれるので、レッスンの雰囲気が変わりましたという方も多いです。
G:なるほど。そんな「コミュニケーション型エクササイズ」が広がっていったポイントは何だと思われますか?
Y:1つは、全国各地で講習会を行ってくれているSP(スペシャリスト)という、講師たちの存在が大きいですね。毎年、合宿をしてブラッシュアップをしながら、皆様によりわかりやすく伝えていけるように研究しています。皆、インストラクター歴も長いベテランばかりで、活発な意見交換を経てプログラムは進化していっています。
もう1つは、「足が軽くなった・スッキリした」などの体感と、「冷えが改善された」「血圧が安定した」などの効果が出やすいからだと思います。
まずインストラクターがこのプラグラムの心地よさを体感し、指導する→メンバーさんも体調が良くなる→感謝される→また、勉強してさらにお伝えする・・・と、好循環を生んで広がっていったと感じています。感謝のお手紙もたくさん頂きますし、他のインストラクターの紹介から講習会を受けに来て下さる方がとても多いんですよ。
思わぬ反響
G:感謝の言葉を頂くなんて、インストラクターにとって、ほんとに幸せなことですね。また、エアロフットセラピーは、一般の方だけでなく、アスリートにも好評だと聞きましたが。
Y:パーソナル指導をしているときに、フットセラピーのパートだけを取り出して、練習前後のケアなどに使うよう指導することがよくあります。はじめは「めんどくさいな〜」という反応なんですが・・・(笑)、続けるうちに調子が良くなるので「たかが足をさわってるだけなのに!」と本人が一番驚きます。先日も、格闘家がベストコンディションで試合に臨み、KO勝ちをしたと喜びの電話をもらいました。
G:格闘家が足をもんでいるところはあまり想像つきませんね(笑)。フットセラピーをすると、身体のバランスが良くなるというか、安定してくるのでしょうか?
Y:それは、大いにあります。足裏は、体表面積の1%しかないのですが、そこで身体全体を支えているわけです。つまり、そこをケアすれば身体全体をより支えやすくなり安定します。また、足裏には感覚神経がたくさんあって、姿勢をつくる上で重要な役割をしているのです。余談ですが、タコやまめができやすい方は、その1点にばかり体重がのっている事が多いので、一度確認してみるといいですよ。
さらなる進化
G:気が付くと、そこにギューッと体重がかかっているんですね。足を整えると、上半身なども含めた「姿勢」も自然と整うということでしょうか?
Y:もう少し専門的にいえば、足の骨の並びや筋肉の状態を、本来の(もとの)状態へ戻していくことが、まず大事なんです。そこから、今度は、筋肉に正しい動き方を教えていくと、過度な緊張のない自然な良い姿勢を作っていくんです。
G:なんだか、“ポカポカして気持ちいい〜”エアロフットセラピーから、足をケアすることで、機能改善や動作改善まで行っていけるプログラムに進化してますね。
Y:姿勢が崩れたり、腰痛になりやすかったりするのは、重力に逆らって歩く人間の宿命と言う方もいらっしゃいます。確かに、それは一理あると思いますが、ちょとしたケアを私達インストラクターが伝えていくことで、改善できることは多々あるのです。現場からのフィードバックや、お客様からの声を聞いて、私自身もさらに実感しています。
G:常にお客様の反応が生で頂ける現場にいるということは、プログラム進化の上でも欠かせないようですね。
次のステージへ・広がる可能性
G:大手フィットネスクラブでも人気のプログラムとなったエアロフットセラピーは、今後、どんな展開をしていくのですか?
Y:最近では、フィットネスインストラクターやトレーナーだけでなく、公共施設で運動指導をされている方、保健婦さん、栄養指導と一緒に身体をケアする方法を伝えたいという栄養士さんなど、「健康」という分野に取り組んでいる様々な方々が、講習会やワークショップに来てくださいます。この出応えから、今こそ「予防医学」としても、フィットネスの様々なプログラムが健康づくりに大いに役立つ時ではないかと思っています。自分が源泉となって周囲の人々を元気にしたい!と考えていらっしゃる皆さまに、このプログラムを届けていけるよう、さらに活動を広げていく予定です。
また、エアロフットセラピーを応用したワークショップも、今後さらに種類も増やして実施していきます。今年も、全速力で走る1年になりそうです(笑)
G:書籍も2冊発売されるということですが。
Y:はい、5/26にアスペクトより「コアシェイプ」が、6月に筑摩書房より「40歳からの肉体改造」が発売されます。仕事が忙しくて、なかなかフィットネスクラブに通えないという方にも、短時間でできる体調改善のためのエクササイズなどを掲載しています。一人でも多くの方が、ご自分の身体と向き合うきっかけになれば・・・との思いで書きました。
G:様々な方法で、身体とコミュニケーションをとる大切さを伝えられているのですね。ますますのご活躍を楽しみにしています。ありがとうございました。
Y:ありがとうございました。
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