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「JAPANESE FITNESS」日本発のフィットネスプログラムやオリジナルエクササイズを追及する人々をご紹介します!

アイチ(アクアエクササイズ)今野純
■第7回(2008.11)■

「 アイチ(アクアエクササイズ)」
〜海外から絶賛される日本発のアクアプログラム「アイチ」〜



◇PART1◇

身体に無理なく効果的!泳げなくても参加できる!水の不思議な力は、身体だけでなく心も癒してくれるのです。

 

日本(人)が開発したプログラムをご紹介する「ジャパニーズフィットネス」。
第7回は、20年以上も前から老若男女問わず人気の「アクアエクササイズ」と、日本発のアクアプログラム「アイチ」をご紹介。その普及活動や指導者育成にも力を注がれている、株式会社アクアダイナミクス研究所 代表取締役所長 今野純さんにお話を伺いました。

 

アクアエクササイズとは



G(編集G):まず、アクアエクササイズとはどんなものか教えていただけますか?
K(今野純さん): アクアエクササイズ(Aquatic Exercise)とは水中で行う体操を総称した名称で、ウォーター・エクササイズ(Water Exercise)とも言われます。フィットネスクラブやスポーツクラブでは、「アクアダンス」「アクアウォーキング」などが主要なプログラムとして導入されていると思います。
G:エアロビクスの水中版というイメージが強いのですが、どんな利点や特徴がありますが?
K:水中は浮力があるので、陸上での運動よりは膝や腰への負担が小さく、誰にでも容易に運動を楽しめます。泳げなくとも、立ったままの姿勢で行えますし、水圧の影響で呼吸に関する筋肉や美しい体型を作るために必要な「インナーマッスル」も鍛えられます。
G:意識をしなくとも自然と鍛えられていくのが魅力ですね。
K:そうですね。筋肉が鍛えられる(筋強化)というプログラムもあれば、筋肉を緩める(筋弛緩)効果があるプログラムもあるんです。その代表的なものが、「ワッツ(WATSU)」です。ワッツは、西洋的な水中理学運動療法(ハイドロセラピー)の考え方に東洋的な指圧マッサージの技法と禅やタントラ哲学(インド)でのエネルギー感などを融合したものです。”Water Shiatsu”(水中指圧)それがもともとの語源です。
※ワッツについて詳細はこちらをご覧下さい。http://www.aqua-adi.co.jp/0103.html

 

アイチの誕生


G:そのワッツの準備運動的なものとして、今野さんが「アイチ」を考案されたと伺いました。どのような経緯で、そのプログラムは生まれたのですか?
K:ワッツは、大変すばらしい究極のアクアリラクセーションプログラムです。しかし、その方法や姿勢が問題で、二人一組となり、一人がもう一人を抱きかかえて行うものなのです。日本に紹介した当時(1991年)は、ハグ(hug)をしたり、あまり身体に触れる習慣のない日本人には非常に抵抗がありました。そこで、そのメソッドを活かして、一人でもできるものを・・・と考えて。1993年に作ったのが「アイチ(Ai Chi)」です。
G:「アイチ」という名前はどこから来ているんですか?
K:アイチの語源は“Love & Energy”(愛&気)です。名称の由来は、手足の動きや体全体のバランスの取りかたなどが、太極拳(タイチ)に似ていたことから、いつの間にかそう呼ばれるようになっていました。
※アイチについて詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.aqua-adi.co.jp/0103.html
G:今、見させていただきましたが、英語はもちろんのこと、イタリア、ドイツ、ヘブライ語にまで翻訳されて、アイチのプログラム本が出版されているんですね。
K:ええ、おかげさまで、海外でとにかくこのプログラムはいい!と、あっという間に広がっていったんです。
G:海外で、プログラムが一番喜ばれている点はどんなことですか?
K:まず、「呼吸と動きが連動していて心地が良い」ということです。そして、いろいろな気づきが起こります。最初は、筋肉や骨に・・・そして最後には「心」にも。なんで、あんなにイライラしたのか・・・など、自分を見つめ直せ、人を受け入れていけると・・・。そんな感想をたくさん頂いて、私もあらためてこのプログラムの可能性に気づかされました。
G:海外でプログラムを紹介すると、率直な感想や、思わぬところに注目をしてくれたりと、多くの発見があるのですね。

 

なるべく簡単にするということ


G:お話を伺っているうちに、単なる水中エアロビクスではない、アクアエクササイズの魅力を感じました!「アイチ」を開発するときに、気をつけたことはありますか?
K:とにかく、簡単に短くシンプルにするということです。15分くらいで一人でささっとできる内容にして、あまり考えずに(頭を使わずに)行えるほうが、このプログラムの良さがでると思いましたから。ひたすら、コンパクトにまとめることを意識しました。
G:覚えることが多すぎると、身体で感じることまで意識がいかない・・・。シンプルにしたからこそ、様々な気づきが起きたという感想がたくさんもらえたのですね。
K:そうだと思います。
G:あまりアクアエクササイズはしたことがないのですが、アイチのプログラムを受けてみたくなりました!


■「アイチ」及びアクアエクササイズについてのお問合せ・実施場所・講習会情報はこちら■
アクアオンライン(株式会社アクアダイナミクス研究所)http://www.aqua-adi.co.jp/
講習会などの最新情報はブログでチェック!http://aqua-adi.ameblo.jp/